最近デザイナーのあり方とかスキルとかについて結構考えてて。
この前デザイングロウアカデミーの松本ダイキ氏、実は2時間近くお話聞いたんよね。
松本ダイキ氏って前に記事書いたDesign Growth Academyの学長にゃん。
初対面なのによく受けてくれたにゃん。
そう、すっごく優しいの。
それでお話しててやっぱり「指示されてそのとおりのデザイナーはこれからしんどい」で意見が一致したのよね。
デザイナーにはそれ以外が求められてると?
具体的に何が求められてるにゃん?
今回はDesign Growth Academyの学長、松本ダイキ氏にお話をお聞きして気づいた点についてしたためていきます。
Design Growth Academyについての詳しい記事はこちらをご参考ください♪
結論から言うと
言われたとおりに作るだけのデザイナーは、これからしんどい
です。
「Webデザイナーが不足しています!」とか言いまくってるスクールがよく目に付きますが、これはある意味真実で、ある意味大嘘です。
本当に必要とされて、高単価で仕事ができるデザイナーとはどんなデザイナーか。
デザイングローアカデミーの学長の松本ダイキ氏とお話した内容を元に紐解いていきます。
ではいってみましょー♪
必要とされる・稼げるWebデザイナーの条件とは?
Webデザイナーが不足しています!とは聞くものの転職活動が大変そうな駆け出しWebデザイナーさんをちょこちょこ見かけます。
不足してるのになんで?と思いますが、単純に企業が求めているWebデザイナーが不足していて、企業が求めていないWebデザイナーが応募しているということですね。
つまり、需要と供給がマッチしてないということです。
企業が「牛肉欲しいー!」と言ってるのに「大豆ならあります!」と言いに行ってるようなものです。
だから「欲しいの牛肉やねん。ごめんな・・・(お祈り)」となってしまうんですね。
せめて「ハンバーグあります!」なら「加工済みか!食べてみようかな?」くらいになるかもですが。
その例えはわかりやすいのか?
どうなんやろう?でも欲しいものには近づける努力はいると思うよ。
では企業の欲しい「不足しているデザイナー」とはどんなデザイナーでしょう?
求められるのはマーケティング・UXが理解できるWebデザイナー
これは答えはいくつもあると思いますが、答えの一つは「マーケティング視点を持ち・UXまで理解できるWebデザイナー」です。
マーケティング視点も耳タコなくらい聞かれているかも知れませんが、これも単に「マーケティングの知識あります!」ではいけないんですよね。
別に「3C分析より4C分析を重要視するべきです」とか「バンドワゴン効果よりザイオンス効果を狙うべきです」などのそれっぽい意見を言う必要はありません。(理解はできたほうがいいですが)
ライターのLP構成案を見てそのまま作るのではなく「この優先順位での訴求なら、むしろこちらのコンテンツの順番を変えたほうがいいのでは?」とか「ターゲットが年配者なので文字は少し大きめでコントラストは低めの方が見やすいな」などの視点が持てるようなWebデザイナーです。
平べったく言えば「販売者・受け取り手双方への思いやりや想像力を働かせられる」Webデザイナーですね!
これを本を読み、独学で身につけるのはなかなか大変です。(というか私なら無理)
これらのスキルを身につけるのに、一番手っ取り早い方法は「実務での実践」です。
しかし、スキル・知識が不十分なのに無理をして仕事をとってしまうと、クライアントの不利益に繋がります。
駆け出しWebデザイナーが「えいや!」ととった案件の後始末がまわってくるという制作会社さんも少なくないのが現状です。
未経験からWebデザイナーになるのは可能?
結論を言っちゃうと「未経験からWebデザイナーになるのは可能だけど、様々な条件を満たした時のみ」というのが私の考えです。
私自身は芸大を出てからデザイナーになりましたが、松本ダイキ氏は半年間専門学校に通って途中で辞め、そのまま未経験からWebデザイナーになることになったそうです。
なので松本ダイキ氏を事例に未経験からWebデザイナーになったケースを見てみましょう。
とはいっても、松本ダイキ氏もいきなり一人で未経験からクライアントの制作を請け負い〜というわけではなく、プロジェクトに参加し、外部のベテランデザイナーのアシスタント的なところから始まりました。
そういうベテランのデザインやコーディングからは学ぶところがてんこ盛りだったので、文字通りデザインやコーディングを見て盗むならぬ見て学んだそうです。
もちろん、本などで知識の補完もすれど、一番大きかった学びは「ベテランデザイナーの仕事を間近で見てアシストしていたから」ということでした。
マーケターやデザイナー、ライターやプランナーと実力ある個人が集まってのチームだったので、俯瞰的に「デザイナーとして何が求められるか」を理解できるようになったそうです。
本当に環境って大切。
この経験をフリーランスでできる環境はかなり限られていますが、制作会社では比較的この環境は手に入れやすいです。
制作会社のデザイナーとして勤務するということですね。
個人的には「会社でお給料をもらいながら実績をつくりスキルを身に付けてからからの独立」がベストだと思っています。
私も実際に会社員でデザイナーとして3年半ほど働いてから独立しました。
本当はもっと会社員として経験積むつもりだったんですが、当時の大阪、石を投げればブラック事務所だったので絶望していたのです。笑
制作会社なら、先輩デザイナーに指導してもらいながら仕事ができ、知識もスキルも身に付きます。
そして実際の仕事に触れているので、スクールの課題や本の例題のトレースの何倍も得るものが多いはずです。
しかし、誰しもが制作会社に勤められるわけではありません。
在宅の仕事のみ可能な方には制作会社の勤務はなかなか厳しいでしょう。
そうなると、Webデザインを勉強しながら実際の仕事として受けていく方法も取れます。
しかしこれは独学や、現役のWebデザイナーのサポートがない環境で受けてしまうとクライアントに迷惑のかかる可能性がすごく高い方法になってしまいます。
裏を返せば、サポートしてくれる現役Webデザイナーがいれば可能ということです。
Webデザインはちゃんと実績のある人に教えてもらうべき
Webデザインを教えて貰う人を選ぶ上で、いちばん大切なことは「制作実績のある人を選ぶこと」です。
業界では有名人とか、随一とかは基準がないのでなんとでも言えてしまいます。笑
でも制作実績は誤魔化しようがありません。
私がこの講座なら大丈夫と思える片岡亮太氏、松本ダイキ氏はお二方とも制作実績を自社サイトで公開しています。
片岡亮太氏の講座について詳しく解説した記事はこちらです。
「こういうレベルのものが作れる人に教えてもらえる」のは「この人みたいなものが作れる」という明確な目標にもなりますしね!
現状は制作実績がなくても、Webデザイナーは資格でもなんでも無いので言ったもんがちです。
そして詳しい実情を知らないがゆえに「誰でもWebデザイナーになれる」や「Webデザイナーで自由な働きを」と平気で言ってしまっている人がかなりいます。
再現性のないノウハウに高額を支払ったりしないよう、きちんと実績を見極めることが重要ですね。
私はデザイン自体をメインで教えていませんが、制作実績はこちらのメルマガでこっそり公開しています♪
っそりにも程があるにゃん。
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ベテランデザイナーもマーケティングを学んで損はなし!
私自身、紙媒体の経験は長いですが、Webの経験はまだ2年程度。
コーディングも得意!というほどではありません。
ですがWebデザインの仕事も、紙媒体(グラフィックデザイン)の仕事も両方ありがたいことにいただけている状態です。
なぜ経験豊富とは言えない私にWebデザインを依頼していただけるかと言うと、デザインだけではなく、サイト運営やサーバー、ドメイン、WordPress、SEOの知識に加え、マーケティング的な戦略のアドバイスも期待してご依頼いただけている方がほとんどです。
デザイナーって指示があったとしても「どうやったら売れるだろう?」と試行錯誤しているものを形にする仕事なので、やっているうちに経験としてマーケティングの感覚が身についてくる人が多いと思っています。
私自身も経験則でそういうアドバイスをすることが多いですが、そこにマーケティングのちゃんとした知識を身につけると、より説得力のあるデザインや説明ができるようになるんです。
自分の中にある武器を明確にし、実践で研ぎ澄ますような感覚かもしれません。
ちなみにマーケティングはサロンなどで学んでもいいですし、本からでもいいと思います。
いきなり高額のスクールではなく、まずは本などでベースをつくってからがおすすめです。
まとめ
今回はDesign Growth Academy学長の松本ダイキ氏とお話して「これは記事にしないと!」と思った点を記事にしてみました。
やはりデザイナーはデザインの単独スキルではなく、マーケティングやライティング、UXのノウハウなど複合的なスキルを持っている人が重宝されますし、指示通りにつくるだけのデザイナーでは厳しくなってきているのが現状です。
ほとんどのスクールではレイアウトをキレイにするデザインのみを教えるところがほとんどですが、松本ダイキ氏はその事態を憂慮し、コーディングも含めてしっかりWebデザイン・UX・マーケティングが学べるスクールを立ち上げました。
そしてご自身が実務の経験を通してデザイナーとして成長してこられたことから、受講中からもクラウドワークスや知り合いなどから制作案件を受けることを推奨しています。
そういうスクールって珍しくないにゃん?
課題とは別に実務案件まで、コーディングもしっかりできる現役デザイナーがしっかりサポートってあんまりないと思うね。
コーディングもできる現役デザイナーってとこがミソっぽいにゃん。
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ここまで読んでくれてありがとうにゃん!
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「お前いっつも何考えてんの?」と気になる人もぜひ(笑)
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私は「お返事用テンプレ」は用意しておらず一通一通しっかり考えてお返事しています。
なので結構長文ですw
ひかりでした♪
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