ひかり
ぷーこちゃん
最近、YouTube広告で「WEBデザイナーが不足しています!」とか「WEBデザイナーをめざすのはちょっと待って」とか白フチメガネの男性が熱く語る動画をよく見ませんか?
WEBデザイナーに興味のある人はそのセミナーで語られる「反応率の高いデザインが作れる」とか「最短でWEBデザイナーになる」方法とか、すごく気になっちゃいますよね!
そこでデザイナー歴14年、フリーランス歴10年の私が、実際にオンラインセミナーを受講してみました!
ひかり
今回はセミナーのネタバレと、現役WEBデザイナーから見た【WEBデザイナーに転職したい人向け、尾上博輝氏の「ぬるま湯デザイン塾」のオンラインセミナーのレビューと評判について】紐解いていきます!
この記事は、尾上博輝氏のオンラインセミナーを見てみて、迷っている方にとってかなり明確な判断材料になるはずです。
そしてオンラインセミナー受講前の方も、大体の内容がわかるようになっています。
私の結論としては「ぬるま湯デザイン塾に入ってWEB制作の会社に転職できる可能性はあるけど、フリーランスとしてWEBデザイナーとしてやっていくのはかなり厳しい」です。
最大の理由は「コーディングをあまり教えないから」。
ゼロイチWEBデザインも、このぬるま湯デザイン塾でもそうなんですが「コーディングは必要ない」とばっさり切り捨てています。
ですが場合によってはコーディングもデザインも全部一人でする必要があるフリーランスのWEBデザイナーで、ある程度のコーディングができないのは致命的です。
ぬるま湯デザイン塾では後述する「とあるツール」を使えばコーディング無しでLPが作れる!ということなんですが、そのカラクリと弱点についてもお話していきますね。
でも「デザインは簡単にはできない、時間はかかるし、時間が取れない人には向いていない!」としっかり伝えているのは素晴らしいなと思いました。
「コーディングは自信あるけど、デザインに自信がない・・・」「尾上博輝氏から絶対に学びたい!」という方には、ぬるま湯デザイン塾は向いていると思います。
オンラインセミナーでためになった点もしっかりお伝えしていきますね!
ではいってみましょー♪
目次
- ぬるま湯デザイン塾運営Live出版の尾上博輝氏はどんな人?
- ぬるま湯デザイン塾オンラインセミナーの内容がかなりトガッてるw
- ぬるま湯デザイン塾は反応が取れるデザイナーを育てる!?
- 株式会社Live出版のぬるま湯デザイン塾の評判
- ぬるま湯デザイン塾が日本マーケティングリサーチ機構の調査で5部門No.1に選ばれたカラクリ
- ぬるま湯デザイン塾で紹介されるコーディング無しでサイトが作れるツールはunbounce(アンバウンス)
- デザインは時間がかかる、コーディングはあまり教えないと最初に伝えている点は◎!
- ぬるま湯デザイン塾のオンラインセミナーはリアルタイムセミナーではない
- まとめ
- 尾上博輝氏は現状、デザインではなく情報発信で収益化している
ぬるま湯デザイン塾運営Live出版の尾上博輝氏はどんな人?
尾上博輝氏とは、ぬるま湯デザイン塾を運営している株式会社Live出版の代表取締役です。
白フチメガネがトレードマークの男性です!
1986年生まれ。茨城県出身。
高校時代から約8年間DTPオペレーターを経験し、時代の流れとともに衰退していく印刷業界から、2010年WEB業界に転身。新規事業の立ち上げを得意とし、株式会社Live出版を設立。「価値ある商品を世の中に提供する」ことを旨とし、商品の企画・WEB集客・販売のサポートをしている。引用:https://www.wantedly.com/projects/548396
1986年生まれということは御年34歳。
尾上博輝氏は印刷業界(印刷会社?)に正社員で入社して、DTPオペレーターをしていたそう。
一時期ホームレスになりつつも、独学したWEBデザインでWEB業界に転職したそうですが、WEB業界というかLive出版に就職したみたいですね。
初々しい尾上博輝氏のインタビューがありました!
引用:http://live-pub.xsrv.jp/renewal/staff
最初はデザイナーではなく、コピーライターだったんですね!
「グループ会社16社のデザイナー統括責任者になり、延べ10,000人以上のデザイナー採用に関わった」というのはアルバイトやインターンを含めてということでしょうか。(それでもすごい人数ですが)
DTPオペレーター時代には30誌の雑誌を担当したそうですが、今ではその中でもたまひよとPopteenの2誌しか残っていない、とセミナーでお話されていました。
たまひよという雑誌はないので、たまごクラブかひよこクラブだと思いますが、こちらの印刷会社は大日本印刷。
かたやPopteenは凸版印刷です。
なので現状、たまご・ひよこクラブとPopteenは別々の印刷会社で印刷されています。
尾上博輝氏がDTPオペレーターをされていた2006年以降、どちらかの雑誌が印刷会社を変えた可能性もあるので、尾上博輝氏は大日本印刷か凸版印刷にいらしたのかもしれませんね。
しかしそんなメジャーな雑誌を印刷している印刷会社なら、社名を出したほうが権威性もあるのになんで社名を出さないんでしょう?
ぷーこちゃん
ひかり
本当にデザイナーだった?
ちなみに今では、デザイナーが自分でソフトを操作して作るので、DTPオペレーターは少なくなりましたが、DTPオペレーターとDTPデザイナーは区別されることが一般的です。
DTPオペレーターはデザイナーの指示に従ってレイアウトを組んでいく職業なので、自分の裁量でデザインできることはあまりありません。
ましてや印刷会社でメジャー雑誌となると、レイアウトはがっつり決まっているので、DTPオペレーターは面付け(出来上がっているデザインを印刷のためにページ配置する作業)や、印刷データのチェックだけだった可能性もあります。
なので、個人的には印刷会社で尾上博輝氏がどこまデザインスキルを活かして仕事をしていたのかは、かなり疑問です。
次に、Photoshopで印刷データも作れるとセミナーではおっしゃっていましたが、簡単な一枚物のチラシならいざしらず、テキストがふんだんに使われるものはPhotoshopで作るのはかなり面倒になってきます。
特に尾上博輝氏がDTPオペレーターをしていた時はPhotoshopのデータ単体での印刷はほぼ100%なかったはずです。
それでもPhotoshopでなんでも作れると豪語してしまうのを見ていると「いろいろすっ飛ばしてるなー」と思ってしまいます。
ひかり
開発が終わっているデザインソフトが紹介される謎
あともうひとつ、すごく気になったのがこれ。
今はなきデザインソフトを、さも主力かのように紹介したこの部分です。
Adobeだけでもこんなに・・・とありますが、今Adobeのデスクトップアプリは24種類あるのでこの3倍以上ありますw
古いバージョンのアイコンを使うのもこだわりを感じる!(CS5の頃なので10年以上前のアイコンですねw)
左から、Photoshop・Illustrator・Fireworks・Dreamweaver・Flash・InDesign・AfterEffect。
FireworksとFlash懐かしぃぃぃ!
このふたつはすでに開発が終わっているソフト。今はダウンロード自体できません・・・。
Flashは2020年いっぱいでサポートが終わったあのFlashです。
私もデジハリ通ってた時はFlashを動かすActionScriptを覚えたものですよ・・・(遠い目)
ちなみにInDesignは冊子ものに特化したデザインソフトで、AfterEffectは動画のソフトなので、ほとんどWEBデザインには関係ないですね。
そしてWEBデザイナー向けのソフト紹介なのに、XDがない!
XDは無料で使えるし操作もカンタンでサイトのフレームワークをつくるのにすごく便利なソフトです。
参考 UI/UXデザインと共同作業ツール | Adobe XDAdobeこれでラフをつくるのがわかりやすいと思うのですが、なんで紹介しないんだろう。
ひかり
1000サイトをひとりでつくった!ってホント?
もうひとつ気になったところは「独学でWEBデザインを学び、1000サイトをひとりでつくってきた!」点です。
1000サイト・・・膨大な数ですね。
1サイトのページにもよりますが、尾上博輝氏が神がかり的な速さで1サイト6時間でつくってしまうとしても、制作時間だけで6,000時間かかります。
1日8時間労働としても750日。
ブラック企業じゃないとして、年間休日120日と考えると1年の実働は245日。
750÷245=3年。
見た感じ、サイトづくりだけをしていたわけではなさそうなので、この時間の使い方は無理な気がする・・・。
1サイト=1ページなら可能性あるかも。
ぷーこちゃん
ひかり
ぬるま湯デザイン塾オンラインセミナーの内容がかなりトガッてるw
ぬるま湯デザイン塾のオンラインセミナーではWEB業界の実情的な感じで、いろいろお話されているのですが内容がかなりトガッていますw
- WEBデザイナーの離職率が99%
- 応募者100人の中から採用されるのは1人
- コーディングはAIがするので不要
数字が暴力的!!
まず、離職率99%ということは、100人採用しても1人しか残らないということです。
これが年間の離職率だとして、500人採用しても1年後には5人。
もしそんな採用活動している会社があれば、会社の損失にしかならないので一刻も早く採用担当者を変えるべきです!
というか、そんな会社あったとしたら、どんだけ資金潤沢にあるんだ・・・。
ぷーこちゃん
100歩譲って「WEBデザイナーの生涯で離職した経験があるという意味での離職率」だとしたら、近い数字はありえるかもしれませんが、WEBデザイナーという職種自体新しいので、新卒から定年まで勤め上げた人がまだ世界中で恐らく一人もいません。
(インターネット開発したアメリカ軍の人ならあるいは・・・?)
99%、一体どこから出てきた数字なんだろう・・・。
次に応募者100人の中から採用されるのは1人ということですが、これも会社と応募者のレベルによります。
10人応募してきて3人とるところもありますし、100人応募してきて一人もとらない会社もあります。
会社やケースによって全然違うので、これもWEB業界での一般論とするにはかなり無理があります。
ひかり
そして最後の「コーディングはAIがするからやっても無駄」。
完全分業の大手制作会社ならいざしらず、小さい制作会社やフリーランスは、コーディングができないとWEBデザイナーとしてお話になりません。
これは、コーディングを教えられない人が「コーディングしなくてもWEBサイトはつくれる」と言うパターンが多いですね。
個人的に「コーディングは覚えなくてOK」と言ってのけるスクールは要注意だと思っています。
尾上博輝氏は1000サイトつくってきてもHTMLを「呪文」とおっしゃってたので、あまり得意じゃないのかもしれませんね。
HTMLは呪文!!!
ひかり
紙媒体のデザインは感覚でしてるらしい
これは紙媒体のデザインをやってきた私としてはかなり衝撃的だったんですが、尾上博輝氏は「紙媒体は反応が数値化されないので、デザインを感覚でしている」と言い切っていました。
ひかり
確かに、WEBのように自動で数値化はされませんが、しっかりヒアリングやアンケートをとって数値化している会社も普通にありますし、私も「なんとなく感覚でデザイン」をすることはまずあり得ません。
広告の反応を把握せずに次の広告は打てないからです。
逆に言うと、尾上博輝氏はWEB以外のデザインは感覚でされているということなんでしょうか。
ぷーこちゃん
ひかり
WordPressサイトが世界で一番多いのでコーディングは必要なし?
尾上博輝氏が「コーディングは必要なし」と言い切る根拠の一つが、世界で最も使われているのがWordPressだからだそう。
WordPressとは、まさにこのブログでもつかっているCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)で、phpという言語を主に使っています。
確かに、CMSの中ではWordPressが6割超のシェアで、つい最近の12月の調査ではCMSを使っていないサイトのシェアを抜き、世界一のシェアになりました。
ですが、WordPress=コーディングスキル不要はちょっと言いすぎです。
コーディングスキルなしで使える部分もありますが、コーディングがわからないと意図しない表示の修正ができません。
↓このように表示したいのに
- WEBデザイナーの離職率が99%
- 応募者100人の中から採用されるのは1人
- コーディングはAIがするので不要
↓こうなってしまうのを修正するにはHTMLをさわる必要があります。
-
WEBデザイナーの離職率が99%
-
応募者100人の中から採用されるのは1人
-
コーディングはAIがするので不要
WordPressのテーマのカスタマイズも、CSSやphpのコードを触ることがほとんどです。
確かにコーディングがあまりわからない人でもブログやサイトをつくりやすくはなっていますが、WEBサイト制作ではWordPressのテーマ自体をつくったり、編集したり、逆にWordPressを使わない案件も多く、とりあえずコーディングできないとお話になりません。
少なくとも私はコーディングが一切必要ない案件にあたったことがありません。
できない人はコーディングができる人に外注したりすることもあるそうですが「外注費がかさみ過ぎてやっていけない!」とコーディングを学び直す人がほとんど。
むしろ「昔よりWEBデザイナーはコーディングが必須になった」とおっしゃる方もいるほどです。
その点について、こちらのブログがかなりわかりやすく書かれていたので、気になる方は読んでみてください。
参考 Webデザイナーのコーディング不要論のついて思うこと – CntlogCntlog
ぬるま湯デザイン塾は反応が取れるデザイナーを育てる!?
セミナーでよく言われていたのが「キレイ・カッコいいだけのデザインを作るだけじゃダメ」ということでした。
これは私も全面的に同意です。
「見た目をキレイにするだけがデザイナーじゃない、売上をつくれるのがいいデザイナー」というのも概ね同意です。
ですが「売れる・反応がとれるデザインをつくります!」というデザイナーが良いデザイナーかと言うと、決してそうではないと思います。
まず、そんなの約束できるデザイナーはいないでしょう。
それを安請け合いしちゃうデザイナーを見ると、私なら「大丈夫かな・・・」って思っちゃいますね。
「売れたLP」か、それ以外か。
弊社にご相談いただく時に聞く言葉が「売れるLPを作って欲しい」です。販売主にとって「売れるLP」の必要性は多大にある事を重々理解しています。しかし僕は「売れるLP」はこの世には存在しないのではと考えています。
存在するのは「売れるLP」ではなく「売・れ・た」LPである。
「売れたLP」とは様々な施策実施と仮説検証の結果、目標を達成した際に表現されるLPです。そして「売れる」という状況は企業のフェーズや目標数値によって定義は曖昧です。だからこそ僕たち支援側は「他社の成功事例」を振りかざし「売れるLP」を作れる!という表層的な売り文句ではなく、本質的な課題解決策を提供しなくてはいけないと考えています。
「販売戦略をデザインする」制作会社nanocolorの社長の川端康介氏もこうおっしゃっています。
反応が取れるデザイナーではなく、正確には「反応の取れたデザインをつくったことがあるデザイナー」です。
もし「反応が取れるデザイナー」として絶対の自信があれば、完全成功報酬で失敗報酬ゼロ・成功報酬数百万円で仕事をすれば大儲けできます。
ですが完全成功報酬のデザイナーを私は知りません。「絶対に反応が取れる」と約束できないからです。
2016年に完全成功報酬のLP制作サービスがあったみたいですが、今はそのLPも跡形もないですね・・・。
引用:https://www.atpress.ne.jp/news/107576
それに最近は「カッコいいデザインつくりたい!」ばっかり思っているデザイナー自体が絶滅危惧種です。
ちょっと「他のデザイナーどうしてるかな?」ってSNS見たら、それはもうシビアなツイートばっかりで「デザイナーは売ってなんぼや!」とすぐ気づきます。
かたや今は大きな企業だって、売れなくて1年でなくなる商品も珍しくない時代。
数億円かけて商品開発して、億単位の広告費使っても商品が売れない。
そんなシビアな時代です。
企業だって感覚でやってるわけではなく、専門の方々が入念にリサーチして、綿密にマーケティングもしてそうなっています。
そんな時にたかだか3ヶ月デザイン講座で学んだデザイナーが「反応取れるデザイン」なんてつくれるほど世界は優しいでしょうか?
少なくとも私が生きてる世界線はそんなに優しくないですね・・・。
私も打率は低くない方ですが「お客さん呼ぶデザイン作りますよ!」と言うのは誠実ではないと思っています。
もしかしたら、尾上博輝氏は優秀なのかもしれません。
しかし、簡単とか直ぐにとか、嘘くさいです。彼が言う反応率が高いサイトというのは、そう簡単には作れません。
WEB以外の知識と経験が必要だからです。1年目は、デザインソフトとコーディング覚えるだけで終わっちゃいますよ。
— 鶴松テン@成果が上がるWEBとは何かを追求 (@TsurumatsuTen) September 12, 2020
ひかり
株式会社Live出版のぬるま湯デザイン塾の評判
かなり頻繁にオンラインセミナーをしている、ぬるま湯デザイン塾。
Twitterで見てみると「これから頑張ります!」とおっしゃる方が何人かいらっしゃいますね!
今日はLPの特徴などを勉強しました。
すごーくローペースなわたしだけど、勉強をしっかり続けられていることがすごいことだと自分を褒めて、諦めずに少しずつ前へ🤏
明日から大学の講義も始まります。オンラインだから楽チンだけど、今期は研究室で英語の論文のプレゼンが😱
— つのだ|デザインと農業やりたい (@ONI_no_TSUNO) September 13, 2020
一昨日添削頼んだのにまだ来ないなぁ…😂
本業で忙しいのかもしれないけど、講師としてお金取るんだったらちゃんとやってほしい🤨
— つのだ|デザインと農業やりたい (@ONI_no_TSUNO) September 18, 2020
「卒業して稼げるようになりました!」と公表している方はお一人でした。
ぬるま湯塾についてですが卒業後1ヵ月経たないうちに仕事は受注しました。私は自信をもってこのぬるま湯塾はオススメいたします!w
おかげで授業料も回収することができました。もちろん頑張り次第ではありますがいい投資になると私は思います。
ただ、制作実績を見てたらラフ段階のLPが多かったので、どれが成果物(報酬が発生した制作物)かはわかりませんでした。
ぷーこちゃん
ぬるま湯デザイン塾が日本マーケティングリサーチ機構の調査で5部門No.1に選ばれたカラクリ
引用:https://livepub.shop/venus/friend_introduce/
かなりゴリゴリ訴求してくる5部門No.1のランキング!
なんだか実績ありそう!と思いましたよね!
調査企画も日本マーケティングリサーチ機構ってすごそうな名前だし!
どんなところがやってるんだろう?と思って調べたら、ほぼ毎日こんな調査とランキングをしている会社でした!
参考 JMROの調査報告2020 | 日本マーケティングリサーチ機構|JMRO日本マーケティングリサーチ機構|JMRO全部No.1!約束されたNo.1!
しかもこの調査結果、株式会社Live出版で依頼したものではなく、グループ会社の株式会社BLISSLEADが依頼したものでした。
こちらがBLISSLEADが依頼したJRMの結果。
WEBコンサルティング・起業スクールについてのインターネット調査
こちらがLive出版のプレスリリース。
完全実践型のWEBデザインスクール!株式会社Live出版主宰「ぬるま湯デザイン塾」が、日本マーケティングリサーチ機構の調査で5部門No.1に選ばれました。
備考の「n=」って部分が回答者の数ですが、一致しています。
そしてめっちゃ気になる部分がプレスリリースでは省略されています。
備考:ブランド名のイメージ調査となります。/本ブランドの利用有無は聴取しておりません。/本調査は個人の企業名や商品にもつイメージをアンケート聴取を元に集計しております。効果効能等や優位性を保証するものではございません。/得票数が僅差の競合あり/
ブランド名のイメージ調査?
ブランドの利用有無は聴取してない?
つまりどういうことかと言うと、
利用したことがない人に「ぬるま湯デザイン塾って入りやすいと思いません?」って聞いてみて「そうなんじゃないですか?知らないけど」って答えでも「入りやすそうなイメージをもっている」としてカウントされちゃうわけです。
さらに全然違うスクールやってるグループ会社の調査依頼でどれだけぬるま湯デザイン塾のことがわかって回答があるんでしょう・・・?
ひかり
ぬるま湯デザイン塾で紹介されるコーディング無しでサイトが作れるツールはunbounce(アンバウンス)
「最近はコーディングしなくてもレスポンシブのクオリティの高いサイトが作れます!」と紹介されるのがこのunbounceです。
参考 Unbounce - The Landing Page Builder & PlatformUnbounce「wixじゃなかったかー」と思いましたが、メジャーなツールなのは変わりありません。
(フルで英語なので日本人利用者はまだ多くないですが)
でもこれ、無料ではなく月々80ドルからかかってきます・・・。
しかも独自ドメインで運用するには、WordPressをインストールした上に専用プラグインが必要ですし、コードが改行なしなので、編集はunbounceでしかできなくなるという制約つき。
自分のページを作る分には全然問題ないのですが、クライアントに納品するにはかなり制約が多くて現実的ではないなという印象です。
同じコーディングあまりせずにWordPressでサイト作るなら、WordPressテーマのsnowmonkeyとかSWELLをクライアントに買ってもらって、それでページやサイト作るほうがランニングコストも抑えられるし、クライアント側も更新しやすいと思うんですよね・・・。
参考 WordPress テーマ Snow Monkey – どんな味付けにも染まる。高級お出汁のような WordPress テーマ、Snow MonkeyWordPress テーマ Snow Monkey 参考 ダウンロードページ | WordPressテーマ SWELLSWELL(このふたつのテーマはWordPressのブロックエディタに完全対応なので、HTMLやCSSがわからなくてもある程度のサイトやLPが作れます)
LPでもペライチなら1ページは無料だし、WordPressならColorfulなんか9,000円くらいで買い切りだし、めっちゃ気楽にLPが作れます。
LPテンプレートクリエイティブパック「Colorful(カラフル)」
でも基本はLPなんか特にWordPressを使わず、FTPでサーバーに直接アップロードして納品というケースが多くなると思います。
つまり、コーディングはやっぱりできないと厳しいな、ということです。
ひかり
デザインは時間がかかる、コーディングはあまり教えないと最初に伝えている点は◎!
冒頭でもお伝えしましたが「誰でも簡単にデザイナーになれます!」とはぬるま湯デザイン塾ではあまりうたっていません。
1日2〜3時間は時間を取らないと厳しい、やり続けられる人でないと難しいということは、セミナーのLPでも動画でも口酸っぱく尾上博輝氏がおっしゃっていました。
そして「コーディング必要なし!」と最初に言い切っているので「コーディングを学びたい」という方は入られないのではないかと思います。
「コーディングはできるけど、デザインがイマイチ・・・」という方にはぬるま湯デザイン塾のようにデザインに特化して教える塾のほうが向いているかもしれませんね!
デザインはキレイにつくるのが正解じゃない!
デザインはついつい自分の好きなように、キレイにつくってしまう方も多いかもしれません。
ですが、尾上博輝氏は適材適所のデザイン、良いものをTTM(徹底的に真似る)して、それを適切なところに当てはめる引き出しが必要だとセミナーでお話していました。
これは私も全面的に同意です。
自分のデザインの引き出しを充実させて、クライアントの目的達成のためにはどのデザインをアレンジすればより効果的な訴求ができるか?が考えられると、かなり反応に期待ができるデザインに近づくのではないかと思います。
この目線はグループ会社のデザインを数多く手掛けてきた尾上博輝氏ならではの視点ですね!
ぬるま湯デザイン塾のオンラインセミナーはリアルタイムセミナーではない
ぬるま湯デザイン塾のオンラインセミナーはZoomを使ったものではなく、用意されたYouTubeを時間になったら配信するものでした。
こちらがオンラインセミナーの画面。
ソースを見るとYouTubeが読み込まれています。
こちらがYouTubeの画面。
アップロードは10/26、収録は8月だったみたいです。
別にリアルタイムでなくて全然いいと思うんですよ。
何回もセミナーするの大変ですしね!1日3回も普通は無理です。
でもリアルタイムじゃないなら、動画をシェアして、受講者の好きな時間に見れるようにしたり、早送りできるようにしてあげるほうが親切じゃない?って思っちゃうんですよね。
逆にリアルタイムじゃないのにリアルタイム風にして、見ている人を3時間も拘束するのはちょっとやりすぎじゃないかなーと思います。
下手に休憩とか入れずに、自分のペースで見れるようにしてあげたほうがやっぱり親切だと思うんですよね・・・。
ひかり
まとめ
尾上博輝氏のぬるま湯デザイン塾はWEBデザイナーに転職できるのか?についてと、評判について深堀りしてみました。
尾上博輝氏のデザイナーとしての実績は制作例を見ていないのでなんとも言いづらいのですが、知識としては古いソフトを例に出したり、コーディングは必要ないと時代に逆行するようなことを言っていたりと気になる点がいくつかありました。
そして反応がとれるデザインがつくれるデザイナーになるのは、確かに大切なことですが、それが3ヶ月でできるようになるかは、正直かなり疑問です。
実績を裏付ける制作例やデータがもっとあれば信頼性も出てくると思いますが・・・。
WEBデザインを勉強するのもいきなり大金を払ってスクールにいかなくても、今はUdemyなど手頃な価格で試しに学べるようなところもたくさんあります。
まずはリスクの小さいところからお試しに勉強してみて、それから自分に合いそうなら本格的なスクールを探してみてもいいと思います!
ひかり
尾上博輝氏は現状、デザインではなく情報発信で収益化している
ちなみにぬるま湯デザイン塾の尾上博輝氏は今何で一番収益を出しているのでしょうか?
「情報発信」です。
反応率の高いデザインを伝えていく、それが身につく塾があるという情報を発信して収益を得ています。
これからはデザイナーも自分で仕事をとっていく時代。
スキルの高い、センスの良いデザインを作れるデザイナーは少なくありませんが、自分を魅力的に伝え、仕事につなげていけるデザイナーは実は多くありません。
なので私は、自分で仕事をとれるフリーランスになるための情報発信をしています。
詳しくはこちらのメルマガで余すことなくお伝えしているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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ぷーこちゃん
ちゃっかりバット押してて草
え?なんのことです??( *´ސު`*)
(うっかりうっかり)
こんにちは。今日、タートルプロジェクトの中神あきら氏の記事を読みミケネコデザインさんを知りました。というのも、先日中神あきら氏のCBMSというツールと、オンラインサロン(二つあわせて30万円)を支払ったばかりだった為です。
以前より彼の噂は何度か聞いておりましたが、今になって騙されているのではないかと心配になってきました。
ミケネコデザインさんの視点から見て、今年の中神あきら氏のオンラインサロンと、CBMSという学習ツールは信用できるものとお考えかお伺いしたくコメントさせて頂きました。ご返信頂けましたら幸いです。
コメントありがとうございます!
中神あきら氏、今年もオンラインサロンをなさるんですね。
今回のオンラインサロンやCBMSは私は内容を知らないので、評価ができません。
また機会があればレビューさせていただきますね。